

品質管理監査制度は、“レディーミクストコンクリートの日常の品質管理の徹底と安定的供給を実現させ、製造されるレディーミクストコンクリートの品質に関する使用者からの高い評価と信頼性、ならびに理解と協力を得ること”を目的にスタートしてから、はや12年が経過しました。
この監査制度は、ご高承の通り、レディーミクストコンクリート工場を実地に査察し、学・官・産からの委員による監査会議において、全国統一の適合判定基準に基づいて客観的な判定を行うことを骨子とする制度であり、国土交通省をはじめ諸官公庁、土木学会、建築学会など各方面から高い評価をいただいております。
幸いなことに、一昨年もてはやされた「コンクリートから人へ」のスローガンはほとんど耳にしなくなりました。いうまでもなく、コンクリートと人とを対峙させることが大きな誤りであるのは明らかであり、消えて無くなるのは当然ですが、社会資本整備を過大に過ぎるとか無用と見なす風潮は、厳然として跋扈しています。欧米諸国の例に我が国を取り巻く自然環境を合わせて考えれば、これもまた誤りであり、将来に大きな禍根を残すことになりはしないかと危惧される状況といわざるを得ません。これに対しては、機会を捉えて粘り強く訴えるほかありませんが、このような中にあってこそ、コンクリートに対する信頼性を確固たるものとしておくことが重要と考えます。ユーザーから要望される安定した品質のレディーミクストコンクリートを供給するためには、品質管理システムが整備され、機能していることが必須の要件です。今後も第三者機関からの外部監査員を原則とするなど監査制度の運営には厳正に対処し、品質管理監査制度の推進に努めてまいります。関係各位の益々のご指導、ご協力をお願い申し上げるとともに、レディーミクストコンクリート各社の更なるご努力に期待しております。
